さらに、安全・安心なまちづくりとして、除排雪経費について、昨シーズンの実績を踏まえ増額計上するとともに、県が実施する急傾斜地崩壊対策
事業に係る負担金を計上します。
そのほか、企業や団体などからいただいた寄附金等を各基金に積み立てるとともに、地域福祉基金には、福祉
施設等の創設補助に係る財源の一部を積み立てます。
また、
職員の人事異動に伴う
給与費の調整など、人件費について所要の予算措置を講ずるとともに、前年度
事業費の精算に伴う国庫負担金等の返還金を計上します。
続いて、債務負担行為の主なものにつきましては、電子納税制度に対応するための電算システム改修に係る経費や、
指定管理期間の更新に伴う
指定管理料に係る経費などについて所要の予算措置を講じます。
次に、歳入の補正の主なものですが、地方消費税交付金につきましては、清算
基準の見直しや上半期の交付実績を勘案し、増額するものです。
また、地方交付税及び臨時財政対策債につきましては、
平成30年度の交付額及び発行可能額が
決定したことに伴い、所要の予算措置を講じます。
そのほか、補正に必要な財源として、国・県支出金及び市債などを計上しており、一般会計の補正総額は、35億8,770万円となったものです。
また、特別会計の補正予算については、国民健康保険
事業会計を初め、いずれも今年度の執行状況を踏まえた歳入歳出の見込みによる補正や人件費に係る所要の予算措置、そして、前年度からの繰越金の精算などが主な内容です。
以上により、このたびの全会計での補正総額は、45億1,152万円となったものです。
次に、事件決議関係について御説明申し上げます。
議第79号の議案は、
市南部に整備する児童遊戯
施設に係る
事業用地を
取得するため、契約及び財産の
取得又は処分並びに財産の
管理等に関する
条例第3条の
規定により、議決を求めようとするものです。
議第80号から議第94号までの15議案は、本市の公の
施設のうち、
指定管理期間が
平成30年度をもって満了となる29の
施設について、それぞれ
指定管理者を
指定し、31年度からの
施設の
管理を行わせようとするものです。
続きまして、
条例関係について御説明申し上げます。
このたびの
条例関係議案の主なものは、中核市への移行に伴い新たに制定が必要となるものです。
議第95号の議案は、
外部監査契約に基づく
監査の実施に関し必要な事項について定めようとするものです。
議第96号の議案は、保健所の名称等について、議第97号の議案は、食肉衛生検査所の設置及びその名称等について、それぞれ定めようとするものです。
議第98号の議案は、
動物の
愛護及び
管理について必要な事項並びに
動物愛護センターの設置及び
管理等について定めようとするものです。
議第99号から議第107号までの9議案は、保健所等が行う許可等に関する
基準を定めるものであり、議第108号の議案は、その許可等の申請に係る審査手数料について定めようとするものです。
議第109号の議案は、水道法が適用されない小規模水道
施設に係る
基準等を定めようとするものです。
議第111号の議案は、浄化槽の保守
点検を業とする者の
登録制度を設けようとするものです。
議第112号の議案は、社会福祉審議会の組織等に関し必要な事項について定めようとするものです。
議第113号の議案は、本市の区域における民生委員の定数を定めようとするものです。
議第114号から議第131号までの18議案は、介護老人福祉
施設、
児童福祉施設などの各種福祉
施設や、
指定居宅サービス、障がい
福祉サービスなどの
福祉サービスの
事業に関する
基準を定めようとするものです。
議第132号の議案は、屋外広告物の制限等に関し必要な事項について定めようとするものです。
議第133号の議案は、保健所への統合に伴い、保健センターを
廃止しようとするものです。
議第134号の議案は、本市の各地域における景観の特性を生かしたまちづくりを推進するために必要な事項等について定めようとするものです。
議第135号の議案は、中核市への移行に伴い県から移譲される
事務等に対応するため、部の新設や
事務分掌の変更等を行おうとするものです。
議第136号の議案は、附属機関の新設等に伴い、それらの委員等に支給する報酬を定めようとするものです。
議第138号の議案は、母子父子寡婦福祉資金の貸付
事業に係る特別会計を新たに設置しようとするものです。
議第139号の議案は、
介護老人保健施設及び
介護医療院の開設の許可等に係る申請手数料について定めようとするものです。
議第140号の議案は、放課後児童クラブにおける専用区画の面積及び
支援の単位に関する
基準に係る経過措置の期間を延長しようとするものです。
議第141号から議第144号までの4議案は、
指定地域密着型サービス等の
事業の
運営に関する
基準に関し、
事業者に対する努力義務等を市独自に加えようとするものです。
議第145号の議案は、
廃棄物の処理及び清掃に関する
法律等に基づく許可等に係る審査手数料について定めようとするものです。
以上が提出議案の大要でありますが、細部については、説明を省略した議案とともに、各常任委員会等において関係部課長が十分に説明いたしますので、よろしく御審議の上、御決議くださいますようお願い申し上げます。
○
議長(
渡邊元) 以上で提案者の説明は終わりました。
――
――――――――――――――――――
◎質疑
○
議長(
渡邊元) これより質疑に入ります。
上程議案に対し、御質疑ありませんか。今野誠一議員。
○24番(今野誠一) 今
市長から提案説明があったように、中核市移行への膨大な関係
条例とか、そういった提案があって、まさしく中核市議会という様相なのですけれども、そうした中で9月議会では記念式典の補正予算もつきましたし、4月1日に向けて粛々と進められているのかと思うのですけれども。そうした中で、議会もですし市民の方々でも、4月1日にスムーズな業務開始ができるのだろうか、という心配というか、そういうのを持っている方もおられますし、我々もそうしたうちの一人であります。というのは、今回、
条例の中に部の設置
条例があるのですけれども、組織体制とか特に
人員の確保配置、そういった面でどのような進捗状況なのか。
平成29年度の採用状況、あるいは30年、31年の採用予定といったものは示されているのですけれども、現在の時点での状況をお聞かせ願いたいと思います。
○
議長(
渡邊元) 佐藤
市長。
○
市長(佐藤孝弘) 中核市移行に伴い新たに必要となる要員数については、全体で91名としており、事前に研修を行い
人材育成を図る必要から、獣医師等の専門職を初め、
平成29年度より計画的に採用し、現在のところ順調に確保を進めております。また、来年4月からの円滑な業務開始に向けて、指導的な立場の獣医師や薬剤師、保健師の派遣について、
山形県に依頼しているところであります。残り約4カ月となりました中核市への移行に向けて、人的体制確保を初めとする各課の準備に引き続き万全を期してまいります。
○
議長(
渡邊元) 今野誠一議員。
○24番(今野誠一) 91人の増員ということですけれども、そうした中でさっきあったように、県からの派遣あるいは行政職と保健所とか
動物愛護センター、いわゆる現場を抱えた専門職、そういった方々の確保というか配置、これも非常に課題があるのかと思っているわけです。そうした中で
山形市では、第3次
職員定員適正化計画ということで、多様な任用形態の活用を打ち出しているわけですけれども。そういった専門職等の場合に、非常勤嘱託あるいは臨時、今度出ました会計年度任用
職員とか、そういった複雑な雇用体系が出てくるのかと思いますけれども。そうした中で今国会でも、いわゆる労働力不足に関係して、それを理由にして、いろいろ日本の労働者の権利にかかわる重大な問題を含んでいると思うのですけれども、そうした中でこれまでもいろいろあった男女雇用均等とか、あるいは障がい者雇用促進とか、そういったさまざまな労働問題をクリアしていかなければならないという中で、公共団体、行政団体としてどのように考えておられるのかお聞かせ願いたいと思います。
○
議長(
渡邊元) 佐藤
市長。
○
市長(佐藤孝弘) 今御指摘のあった適正な働き方とその仕事の内容ということについては、中核市移行にかかわりなく非常に重要なことでありますので、日々、現状を確認しながら、また、社会の流れというものも注視しながら、適切に進めてまいりたいと思います。
○
議長(
渡邊元) ほかに御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡邊元) 御質疑なしと認めます。
以上で質疑を終わります。
――
――――――――――――――――――
◎動議(予算委員会の設置、議案付託)
○
議長(
渡邊元) 22番
長谷川幸司議員。
○22番(
長谷川幸司) この際、動議を提出します。
ただいま上程されました議案のうち、議第71号から議第78号までの議案8件については、
議長を除く全議員で構成する予算委員会を設置して付託の上、審査されるよう動議を提出します。
○
議長(
渡邊元) ただいま
長谷川幸司議員から提出されました動議を議題とすることに、御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡邊元) 御異議なしと認めます。
したがって、予算委員会の設置及び議案付託の動議を議題とします。
お諮りします。ただいまの動議のとおり
決定することに、御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡邊元) 御異議なしと認めます。
――
――――――――――――――――――
◎委員会付託
○
議長(
渡邊元) したがって、議第71号から議第78号までの議案8件については、
議長を除く全議員で構成する予算委員会を設置して付託、その他の議案は、配付しております付託案件表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託します。
なお、請願は、請願
文書表のとおり各常任委員会に付託します。
~~~~~~~~~~~~~~
○
議長(
渡邊元) 以上で本日の
日程は全部終了しました。
――
――――――――――――――――――
◎休会
○
議長(
渡邊元) この際、お諮りします。
議案調査のため、明日から12月3日までの4日間、休会したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡邊元) 御異議なしと認めます。
したがって、
会議は、明日から12月3日までの4日間、休会することに
決定しました。
――
――――――――――――――――――
◎散会
○
議長(
渡邊元) 本日は、これをもって散会します。
午前10時22分 散 会...